労働市場において、企業と従業員の双方にとって「年収の壁」は重大な課題となっています。
社会保険には、①年収106万円以上で、健康保険・厚生年金保険に加入することから、社会保険料の負担を避けて就業調整をするいわゆる「106万円の壁」と、②年収130万円以上で、国民年金・国民健康保険に加入することから、社会保険料の負担を避けて就業調整をするいわゆる「130万円の壁」があります。
昨年9月下旬、厚生労働省からこれらの壁を意識せずに働くことのできる環境づくりを後押しするための施策 「年収の壁・支援強化パッケージ」が公表されました。
そこで今セミナーでは「年収の壁・支援強化パッケージ」で示された4つの施策について解説します。
また、「106万円の壁」への対応としての賃上げに取り組む企業への公的支援についても解説します。